午前中は、マイナス5℃の雪のゲレンデを滑り降りる。午後は、地下900メートルから湧き出る38℃の温泉にぷかぷかと浮かぶ。そしてその合間に、ホワイトタイガーと目が合う。
飛行機に乗る必要はありません。舞台はアムネヴィル=レ=テルム(Amnéville-les-Thermes)、アイヤンジュから車で20分ほどの町です。地元では「レジャーの町」と呼ばれていますが、それはパンフレットの宣伝文句ではありません。近隣の家族がリフレッシュしに訪れ、1週間の現場仕事を終えた出張チームがひと息つきに来る場所なのです。
2026年のアムネヴィルで、1日(あるいは週末)を満喫するための情報をまとめました。
アムネヴィルで何をする? ひと目でわかる早見表
| 施設 |
おすすめの方 |
時期 |
| テルマポリス |
ご家族(4歳から)、カップル、友人同士 |
通年(2026年5月末に再開) |
| ヴィラ・ポンペイ |
大人のみ |
通年 |
| スノーワールド(旧スノーホール) |
スキー・スノーボード、3歳からの初心者 |
通年(夏は営業時間短縮) |
| アムネヴィル動物園 |
どなたでも |
通年 |
| ワリガトール・グラン・テスト |
ご家族、ティーン、絶叫系好き |
4月〜秋 |
テルマポリス|38℃の温泉が、リニューアルして再オープン
2026年いちばんのニュースです。大規模工事のため2025年2月24日から休館していたテルマポリスが、2026年5月29日に再オープンしました。
浴場の上には新しい屋根、更衣室は全面リニューアル。そして目玉は、温泉水を満たした約200平方メートルの屋外プールです。気泡ベンチやマッサージジェット、小さな子ども向けの浅いプールもあります。
基本のコンセプトは変わらず、それがうれしいところ。お湯は地下900メートルからくみ上げる「サン=テロワ源泉」で、鉄分やミネラルが豊富です。温泉施設によると、約2万5,000年前にヴォージュ山脈に降った雨なのだそうです。
38℃の温浴から22℃の冷水浴へ、流れるプールにゆったりと身をまかせ、間欠泉や打たせ湯、ハマム、サウナも楽しめます。
どんな方に? テルマポリスは4歳から入場できます。雨の日、寒い日、あるいは家族みんなでのんびりしたい日にぴったりのお出かけ先です。
料金・営業時間はアムネヴィル温泉施設の公式サイト(polethermalamneville.com)でご確認ください。
ヴィラ・ポンペイ|大人だけのくつろぎ空間
すぐ隣にある「お姉さん」施設は、雰囲気ががらりと変わります。ヴィラ・ポンペイは古代ローマの浴場をイメージした施設で、屋内外あわせて400平方メートル以上の温泉プール、ジャクジー、サウナ、ハマム、流れるプール、予約制のトリートメントがあります。
大切なルールは、入場は成人のみということ。子どもの歓声も水しぶきもなく、聞こえるのは水の音だけ。お子さんをテルマポリスや、おじいちゃん・おばあちゃんに任せたカップルにおすすめです。
スノーワールド|フランス最長の屋内スキー場
そう、モーゼルでは真夏の7月でもスキーができるのです。2005年にオープンしたアムネヴィルのスノーホールは、2021年から屋内スキー場を専門とするオランダのスノーワールド社が運営し、2022年1月にスノーワールド・アムネヴィルとして再オープンしました。
数字を見ると驚きます。全長620メートル、幅35メートル、標高差90メートル。スノーワールドはこれを「フランスで最も長い屋内ゲレンデ」と紹介しています。館内は約マイナス5℃で、本物の雪。初心者用ゲレンデとそり遊びのエリアもあります。
楽しめること:スキー、スノーボード、そり、チュービング、そしてアムネヴィルのスキー学校(ESF)によるレッスン。ヘルメットの着用は必須(無料貸し出し)で、3歳から利用できます。
いつ行く? 一年中営業しています。11月初めから4月末のハイシーズンは朝からゲレンデが開きます。4月〜10月は営業時間が短縮され、平日に休業日があったり、メインゲレンデが主に夜間営業になったりします。お出かけ前に必ずsnowworld.comでスケジュールをご確認ください。
同僚と一緒に? スノーワールドでは団体・企業向けのプランもあり、会議室も2室あります。週末前のひと滑りは、長いスピーチよりもチームの絆を深めてくれるかもしれません。
アムネヴィル動物園|2,000頭の動物と70体の恐竜
1986年に開園したアムネヴィル動物園は、敷地18ヘクタールに約360種、2,000頭以上の動物が暮らす、フランスでも入園者数の多い動物園のひとつです。
シベリアトラやホワイトタイガー、ホッキョクグマ、ゾウ、ゴリラ、オランウータン、キリン、アシカ……。飼育員さんの解説付きの餌やりタイムは、子どもたちにとって一番の楽しみになることが多いようです。
「タイガー・ワールド」は? 覚えている方も多いでしょう。2015年にオープンしたトラのショーの円形劇場です。2020年11月、動物園はトラとオウムのショーを終了し、教育と保全に力を入れる方針を発表しました。トラたちは今も元気に暮らしています。
子どもたちが駆け出す新名所は、実物大の恐竜約70体が並ぶ「恐竜の森」。寒い季節には、夜の園内が光の散歩道に変わる「ルミネサンス」フェスティバルも開かれます。
動物園は通年営業で、オフシーズンは開園日と時間が短くなります。プログラムと料金はzoo-amneville.comでご確認ください。
ワリガトール・グラン・テスト|すぐ隣のジェットコースター天国
正確には、この遊園地はアムネヴィルのすぐ隣、メジエール=レ=メス(Maizières-lès-Metz)にあります。1989年に「ビッグ・バン・シュトゥルンフ」として開園し、ワリビ、ワリガトールと名前を変え、2020年からワリガトール・グラン・テストとなりました。
外せないのは、1989年から走る木製コースター「アナコンダ」と、2010年に登場したボリガー&マバール社製の逆さ吊り型コースター「ザ・モンスター」。さらに「グリズリー・フォールズ」や「ディノ・ラフト」など水系アトラクションもいくつかあり、夏はびしょ濡れになって大満足で帰ることになります。
2026年シーズン:2026年4月18日に開園。「1900年エリア」のリニューアル、夏のショー、そして新しいファミリー向けアトラクション「カイコス・エクスペディション」は2027年に延期と発表されています。秋のシーズンの締めくくりは、恒例の「ワロウィーン」です。営業カレンダーは毎年変わるので、walygatorparc.comでご確認ください。
おすすめモデルプラン|家族みんなが元気になる週末
土曜の朝:動物たちが最も活発な開園直後に動物園へ。
土曜の午後:ご家族はテルマポリス、大人だけならヴィラ・ポンペイ。
日曜:冬は午前中にスノーワールド、4月〜秋はワリガトールで1日遊びましょう。
出張中の同僚同士なら、平日の夜にスノーワールドでナイトスキー、土曜の午後に温泉という短いプランもおすすめです。
アクティビティのあとに文化にも触れたいなら、メスまで約30分です。メスを1日で巡るモデルコースをどうぞ。周辺のほかの見どころはティオンヴィル周辺の観光スポット15選でご紹介しています。
アムネヴィル近くで泊まるなら
アムネヴィルはアイヤンジュから約15キロ、車で20分ほどです。私たちの10室のうち7室が、フェンシュ渓谷の中心であるアイヤンジュにあります。残りの3室はエタンジュ=グランドにあり、アムネヴィルまでは約30分です。
- お部屋によって2〜12名まで宿泊可能。ベッドは別々(1室に最大8台)なので、大家族やチームにも最適です。
- キッチン付き、洗濯機(雪遊びや動物園のあとに便利です)、ネスプレッソマシン、スマートテレビ、Wi-Fi。
- シーツ・タオル付き、セルフチェックイン、WhatsAppでのサポート。
当サイトから直接ご予約いただくと、AirbnbやBooking.comよりもお得です。到着の5日前までならキャンセル無料です。空室状況を見る
よくある質問
雨の日のアムネヴィルでは何ができますか?
テルマポリス(4歳から)、ヴィラ・ポンペイ(大人のみ)、スノーワールドは屋内施設で、通年営業しています。動物園も屋内エリアがいくつかあるので、小雨程度なら快適に楽しめます。
テルマポリスは2026年に営業していますか?
はい。2025年2月から工事のため休館していましたが、2026年5月29日に再オープンし、新しいファミリー向けの屋外プールも加わりました。
アムネヴィルのスノーホールは今もありますか?
はい、名前が変わりました。現在はスノーワールド・アムネヴィルとして、同じ620メートルのゲレンデで営業しています。通年営業ですが、4月〜10月は営業時間が短縮されます。
ワリガトールはアムネヴィルにありますか?
ほぼアムネヴィルです。遊園地はアムネヴィルから数分のメジエール=レ=メスにあります。4月から秋まで営業し、ワロウィーンの夜のイベントもあります。
アムネヴィル動物園の見学にはどのくらい時間がかかりますか?
餌やりタイムや恐竜の森も含めて、急がずにすべて見るなら丸1日を見ておきましょう。